転職の際に歯科医師が『職務経歴書』に必ず書くべき11の項目!

shutterstock_424331134-min

歯科医院に勤める時、履歴書と歯科医師免許証のコピーを提出するのが一般的です。
しかし、最近では職務経歴書を求める医院も多くなっています。歯科医院は、あなたのスキル、これまでの経験を判断する材料がありませんから、職務経歴書を重要視します。ですから、これをしっかり書くことで他の応募者と差をつけることができるのです。
今回は、職務経歴書の「上手な書き方」がテーマです。

さて、あらためて履歴書と職務経歴書の違いについて考えてみましょう。
みなさんは、いったい何が違うのかおわかりになりますか?

役割が違う履歴書と職務経歴書

「いずれも書類選考に使う書類でしょ」と簡単に答えた方は、就活や転職に苦労した経験が少ないのかもしれません。
あなたの経歴を知っている方から「うち医院に来ないか」と誘われたような場合、職務経歴書を書かないで済ませてしまうことも多いでしょう。
しかし、再就職や転職活動にあたっては、相手はあなたのことを知りません。
ですから、相手が、より深くあなたのことを知ろうとするための資料ですから、職務経歴書が重要視されているのです。
これは、歯科医師以外の職業でも同じです。転職が当たり前の時代になったからこそ、必須の資料となっているのです。

そもそも、二つの書類はともに採用試験の参考になる書類ですが、役割が違います。まず履歴書。この書類の本来の目的は本人確認や人事情報の管理で、内定した後に医院が保管する大切な書類です。書式もおおむね決まっていて、個人情報を正しく、簡潔に書く必要があります。履歴書には種類がたくさんありますが、迷った時にはJIS規格の履歴書を購入して、フォーマットに沿って正しく書くと良いでしょう。

一方、職務経歴書は採用の際の参考資料になる書類です。「書類選考」がある企業では、この内容から、自社が求めるスキルを持った人材かどうか、その分野に精通しているか、どの程度の実務経験があるのか、などの判断をします。つまり、職務経歴書でアピールできないと、選考に漏れることにもなるのです。

歯科医師の場合「書類選考」は稀ですので、面接があれば、その際の資料になります。医院側から見ると、応募した歯科医師がどんなスキルを持ち、どのような経験をしたことがあるのか。さらには、この医院に必要な人材であるのかを見極める資料になります。自己PRを自由に書くことになりますから、こちらは決まった書式はありませんが、記載しておくべき項目はいくつか決まっています。具体的にみていきましょう。

職務経歴書に記入すべき内容とは?

職務経歴書に記入した方が良い項目は、以下の通りです。

1 タイトル(職務経歴書)
2 年月日
3 名前
4 住所
5 転職の動機
6 これまでの経歴
7 経験や知識
8 免許や資格の有無
9 所属学会
10 主な研究や論文など
11 自己PR

この11項目は、最低でも記載しておくべきでしょう。しかし、これだけではアピールにはなりません。
積極的な姿勢を見せるためにも、いくつかの点に注力してみてください。

動機についてきちんと説明しよう

shutterstock_254190541-min

特に時間をかけて推敲すべき項目は、5の「転職の動機」です。
「転職の動機は履歴書の志望動機欄にも書きました」という人がいるかもしれません。
ただ、前述したように、履歴書と職務経歴書は役割が違います。
自己PRを書く場合、転職の動機を丁寧に、相手に伝わりやすく、書くのは非常に重要なことなのです。

転職サイトに登録した皆さんの中には、「今(前)の職場がうまくいかず転職を考えている」方もいらっしゃるでしょう。
しかし、それを動機として記入した場合、採用する側の受け止め方はどうでしょうか?
「この応募者は、単に職場を変えたいだけで、うちに来ても仕事をこなすだけかもしれない」と捉える可能性もあります。
医院は、マイナス思考の人ではなくて「自分のキャリアをもっと生かしたい」などプラス思考の人を採用したいと考えますよね。
そういう意味で、転職の動機は「積極的な姿勢」を伝えることがとても重要なのです。

6の「これまでの経歴」も大切です。どんな歯科医院で、どのような診療をしてきたのか。症例や対応した患者さんの数など具体的な例があると説得力が増します。「頑張ってきました」と情緒に訴えるのもいいのですが「こんな症例の患者さん○人を治療しました」と具体的に数字を入れて書くと、歯科医師としてのスキルや経験、能力が相手に伝わりやすいですね。

経歴は「省略しない、誤魔化さない」

転職回数の多い方は、採用に不利になることを心配して、経歴の途中を省くことがあるようです。ただ、インターネットでさまざまな情報が簡単に検索できてしまう時代です。省略したことがわかってしまう、ということも十分考えられます。基本的には勤務経験は隠さず、すべて書くのが良いでしょう。

8の「免許や資格の有無」は、取得した順に、正式な名称で記入しましょう。省略した記載であれば、「この人はいい加減だ」と誤解されてしまうかもしれません。
また、認定医や専門医といった資格があれば、こちらも忘れずに記入しましょう。これらが、歯科医師としてのあなたの“売り”になるのです。

美しいレイアウトを心掛ける

最後に書き方について触れておきます。職務経歴書は、みなさんがどんな能力や情熱を持っているのかを測る、いわばプレゼンテーション資料です。過去に、就職活動中の学生が履歴書を提出したところ、手書きの文字があまりに汚く、人事担当者から「下書きですか?」といわれた、という笑い話があるくらいですので、逆に、美しくレイアウトされた職務経歴書を提出することは、それだけで好感が持たれプラスになること間違いなしです。
履歴書はパソコンで作成しなくても、むしろ手書きの方が「親しみがわいていい」といわれることがあります。人事の担当者によって受け取り方は異なるとは思いますが、実際、手書きで提出している人は多いようです。

一方、職務経歴書は、パソコンで作成する方がいいようです。一つには、パソコンの文章の方が読みやすい。そして、きれいにレイアウト出来るからです。また、転職エージェントが入った場合、職務経歴書を複数の人物でやりとりするケースが出てきますので、メールの送受信が可能なようにデジタルデータとして用意しておくと良いでしょう。


この記事の筆者:デントプレス

デントプレス編集部です。歯科業界に従事する方の就職活動を応援するサイト「デントプレス」を運営しています。歯科のお仕事にまつわる有益な情報を提供していきます。