歯科衛生士が面接時に必ず確認しておきたいこと3つ

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国家試験に合格したからといって、就職先が自動的に決まるわけではありません。歯科衛生士として働いてきた経験があるからといって、希望する転職先が受け入れてくれるとも限りません。歯科医院の就職試験の方法はさまざまです。書類選考をする歯科医院もあれば、適性検査を課すところなどもあるようですが、確実に行われるのが面接です。皆さんが新卒であっても、転職組であっても必ず通過しなければならない関門が面接なのです。面接を上手に乗り越えるために確認しておきたいこととは一体何でしょうか。

「自己紹介」で自分の土俵に引き込もう

面接では、「自己紹介をしてください」と問われることが多いと思います。「えーと、年齢は21歳で~、埼玉で生まれまして……」。こういう答えではまず不合格となるでしょう。そんなことは履歴書をみればわかることです。

「専門学校時代に一番印象に残ったことは何か」「最近感動した出来事は」「感銘を受けた一冊の本、一本の映画」「趣味や特技」「将来の夢」……。面接で聞かれそうなテーマは見当がつくと思いますので、あらかじめ自分なりの答えを用意しておきましょう。

その前段として、大きなテーマとなりますが「自分とは何か」を考えてみてください。これまでの人生の出来事を年表にまとめ、振り返ってみると答えがでてくるかもしれません。自分を見つめた自己紹介で面接官を自分の土俵に引き込む。これが面接の一つ目の極意です。

また、小さな指摘になりますが、受け答えのときの頭に「えーと」を付けるのは、聞いていて快いものではありません。癖になっている人は直していきましょう。

志望動機の良し悪しが採用のカギ

歯科衛生士の面接で最もよく聞かれることは「志望動機」です。

「歯科衛生士になったのはなぜか?」
「歯科衛生士として何がやりたいか?」
「歯科衛生士の社会的な役割や責任についてどう考えるか?」
「将来、どんな歯科衛生士になりたいか?」
「あなたの歯科衛生士としての夢は何か?」

こんな想定質問に答えられるよう回答を確認し、準備を万全にしておきたいものです。

転職を考えている方の中には、現在働いている職場の待遇や環境、労働条件、上司への不満などを抱えていることもあるでしょう。転職希望者には、「なぜ、今の職場を辞めるのか」あるいは、「前の職場を辞めた理由」などを確認されることも多いと思います。そんな時、愚痴や文句をいってしまいがちですが、自分の気持ちをぐっと抑えて前向きな回答をしましょう。

「経験を積んでスキルを磨きたい」
「歯科衛生士としてキャリアアップのために転職を考えている」

など相手に「この人は意欲があるな」と思わせるような話をしてください。

採用側に「うちもすぐに辞めてしまうのではないか」「この人は転職癖がついているのでは」などと思われると良い結果はついてきません。つまり、志望動機についてどう上手に答え、相手を納得させるかが採用の2つ目のカギとなるのです。相手を納得させることのできる志望動機を用意できているか、今一度確認しておきましょう。

服装、態度、所作を大切に

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さて、採用側は面接で何を見ているのでしょうか?

歯科医院は、技術力が高く、優秀な人材を探していることは確かですが、同時に患者さんに受け入れられる人かどうかを見極めようとしています。

歯科医院での仕事は多くの患者さんと接する仕事です。様々な世代や多様な職業、いろいろな性格の患者さんがいますから、コミュニケーション能力が高く、明るく誰にでも優しく、嫌みがなく、患者さんからの評判もいいだろう人材を採用したいと思っているのです。

明るさや嫌みのなさ、印象度などを測る物差しはありませんが、一言で言えば、皆さんの「雰囲気」をつかもうとしているのです。あいまいな言い方になるかもしれませんが、その人を包む「空気」や、服装や態度、所作、話しぶりからにじみ出る「まじめさ」「誠実さ」、発散する「やる気」など、そうした「雰囲気」を採用側は確認したいのです。

好印象を与えるため、少なくとも、服装などの身だしなみ、態度、所作には気を配り、受け答えをするときは「背伸びをせず、誠実に」を心掛けることが大切です。これが、面接の3つ目の極意です。

もちろん、就職しようとする歯科医院についてはきちんと調べてください。労働条件や待遇、院長の経営方針、患者の評判などは歯科医院によって異なります。面接がうまくいって採用を勝ち取ったものの、後になって「こんなはずではなかったのに…」と後悔しないように事前の情報収集や契約内容の確認は必須です。

最後まで気を抜かない

もう一つ、開業医30年の50代の歯科医師の話を紹介します。同医師は新卒の歯科衛生士の相談に乗り、模擬面接も時々行っているそうですが、「若い世代の立ち居振る舞いに違和感を覚えることが多くなった」といいます。

模擬面接の際には、仕事の能力、服装、態度、しゃべり方などをポイントに評価し、確かにポイントをすべてクリアするものの、面接が終わった途端に、ため口となり、態度やしゃべり方がガラッと変わってしまう人が時々いるということです。面接は終了後も気を抜かないように。「面接の道は九十九里をもって半ばとせよ」です。


この記事の筆者:デントプレス

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