【インタビュー】医療法人社団健幸会 安藤歯科クリニック(東京都中野区) 理事長 安藤 正之 先生

スウェーデンに行ったら価値観が逆転!“病気を治す”この仕事に誇りを持つ 理事長 安藤 正之先生に聞く!

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◆プロフィールを教えてください。
1987年 東京歯科大学 卒業
1989年 安藤歯科クリニックを東中野に開院
1997年 医療法人社団健幸会 設立 理事長に就任

◆これまでの歯科医師人生の中で一番影響を受けた出来事は何ですか?そして、そこから何を学び、今どのように活かされていますか?
まだ開業間もない頃、仲の良かった先生と二人で、スウェーデンのイエテボリ大学のセミナーに参加したのが、私の歯科医師人生の転機といえるかもしれません。実は私は、歯科は底の浅い仕事だと思っていました。その思いは、大学入学時にさかのぼります。大学に入って驚いたのが、先輩たちに歯科を好きな人があまりにもいなかったことです。先生たちは先生たちで、医師に対してコンプレックスを持っていて、それが学生に伝わるのです。ですから、入学後は後悔ばかりしていました。「ああ、もっとやりがいのある仕事に就けばよかった」と。しかし、卒業して実際の患者さんと接するうちに、変わってきたのです。もともと人が好きだ、という性格もありますが、情熱を傾けて患者さんと接するうちに、私のファンの人が多数現れてくれたのです。勤務医時代は3軒の歯科医院に勤めましたが、ずっとついてきてくれる患者さんが十人以上いて、その一人は「歯医者の追っかけやってる」といわれたそうです。(笑)そうこうするうちに開業して、先ほど言ったイエテボリ大学にまずインプラントの研修で行きました。そこで驚いたことが、レベルの高さに加え、教授たちがフレンドリーな事!!素晴らしい技術の間にジョークを飛ばし、本当に和気あいあいと素晴らしいレベルの治療を行っていました。そして、インプラントの黎明期に、スウェーデンまで行く日本人先生方もレベルが高く、もう話についていけず、ガーンと頭を殴られたような気がしました。それから一念発起して、帰国後、猛勉強を始めたわけです。その頃には、「歯科って奥の深い仕事だなぁ」と、考えが変わっていました。更に、咬合治療を研究し始めてからは、「これは医師が分からない分野だ!」とおもい、歯科“医師”になれた気がしました。本当にうれしかったですね。それから今までやりがいの塊です。(笑)

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◆憧れの存在が見つかったんですね。そんな安藤先生が考える『安藤歯科クリニック』の強みを教えて下さい
スタッフが長く働いてくれていることですね。長くいてくれていることが、医院にとっても財産になります。多くの場合、勤続五年がひとつの区切りになると思いますが、うちには二十年以上働いてくれているスタッフが四名います。一人ひとりがこれまでの研修やセミナー等で身に付けてきたものがありますから、医院の中で共有できる財産が蓄積されていく、ということです。そうやって医院が成長していくことで、私もやりたいことを少しずつできるようになってきました。今は、咬み合せ治療の可能性を世に広めることが目標です。ただ、私にはまだ咬み合わせ治療のできる弟子がいません。医院のこともおざなりにできませんから、活動の幅も限られているのが現状です。私が安心してお任せできる先生も探しています。

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◆人材採用・育成をする上で大切にしていることを教えてください。
うちには歯科医師用と、歯科衛生士用のマニュアルがあり、それに従って教育を行っています。そして、制度だけではなく、うちには本当に“いい人”が揃っています。現在、二年目のスタッフがいるのですが、彼女の横には常に誰かがついていて、業務の事などを教わっている様子をよくよく見かけます。誰か専任の教育担当を決めたりしているわけではないのですが、先輩がみんなで気にかけて、決して一人にさせませんし、びっくりするくらい懇切丁寧に教えています。また、衛生士に関して言えば、ここで身に付くスキルが四つあります。一つはテクニカルスキル(技術)。これは本当に難しいですよ。SRPの講習のためにアメリカからドクターを招いていますが、見るたびに驚きます。取り残しをしないのは、本当に神業だと思います。二つ目はコミュニケーションスキル(接遇)。腕が良くても、それが患者さんに伝わらなければ、来なくなってしまいます。この二つは身に付けておくべきです。その上で、今後必要になってくるのがPCスキルです。今や、クラウドで患者さんの情報を医科と共有する、患者さんも自分の情報を見られる、といった時代に突入しています。当院でもその流れに乗り遅れないよう、先んじて取り組んでいこうと思っています。最後に、私が咬合の専門家ですから、咬合がわかるようになります。衛生士でこれがわかる人はまだあまりいないのではないでしょうか。歯周病の原因は菌だけでなく、噛む力の入れ方にも要因があるのです。実際にうちのスタッフも何人か知識を得て実践してくれていますので、興味がある方はぜひ見学へいらしてください。

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◆最後に、求職中の若手歯科医師、歯科衛生士へメッセージをお願い致します。
歯科に限らず、『予防』と『顕微鏡』は西洋医学に変革をもたらしました。特に、顕微鏡を取り入れることで、従来の処置が大きく変わりました。この二つに噛み合せ治療を加えることで、「歯科医は医師になる」と私は考えています。歯を通して、人の病気を治せる職業になるのです。それができる資格を手にしていることに対して、誇りを持ってほしいし、この仕事を好きにもなってほしい。我々は「医師」です。衛生士も同じく、「口の看護師」として自覚を持って、勉強してほしい。職業に貴賤はありません。あなたがどういう歯科医師、歯科衛生士になりたいかを考え、やりがいのある職場を選んで働いてほしいと思っています。そして、安藤歯科クリニックが、あなたにとってやりがいのある職場であったら、嬉しく思います。

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医療法人社団健幸会 安藤歯科クリニック
〒164-0003
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TEL:03-3362-6480
URL:http://www.kenkoukai.com/
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この記事の筆者:デントプレス

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