【インタビュー】医療法人社団琇光会 すみたけ歯科(東京都昭島市)理事長 角竹 功次 先生

新卒の育成体制も万全。歯科衛生士の地位向上を!歯科医師も歯科衛生士も対等な立場のプロに育ってもらう。医療法人社団琇光会 すみたけ歯科 理事長 角竹 功次 先生に聞く!

◆経歴を教えてください。
高校時代はスキーに夢中で部活一筋の生活を送っていました。勉強が好きではなく授業中はいつもなんとなく過ごしていたのですが、部活には出たいので学校を休むことはほぼ無く、出席日数がとても優秀な学生だったんです。ある日先生に面談室に呼び出され、面談室=怒られる場所というイメージがついていたのでとてもドキドキしたのですが(笑)。そこで先生から「ここに推薦あげるから行ってみな」と言われたのが歯学部でした。突然な話だったので、心配する父母と何日も夜中まで話し合い、最終的に進学を決めました。入学して1、2年は教養分野にはあまり面白さを感じなかったのですが、幼い頃から「将来の夢は大工さん」と言っていたほど細かい手作業や物作りが好きだったこと、理系科目が得意だったこともあり、3年生頃から段々と勉強を楽しめるようになっていましたね。そのおかげで、入学時は振るわなかった成績も卒業するときには学校のトップでした。卒後は一般歯科に勤めながら様々な勉強をしました。「とにかくなんでもできる歯科医師になりたい」、「自分ができることの全てを患者様にしてあげたい」という思いが強かったです。治療のことから材料のことまで様々なことに興味を持ち、知識や技術を取得していくことに積極的でした。その後は卒業から7年目のタイミングですみたけ歯科を開業しましたが、向上心を高く持ち続ける姿勢は今も同じです。これはすみたけ歯科のコンセプトにもなっているのですが、「歯を極力抜かない」ということを実現するためです。そのためには知識も技術も欠かせません。「自分が努力すればするほど、患者様の歯を数多く救うことができる」と考えているので、今でも学びを継続しています。

◆歯科医師人生の中で最も影響を受けた人物は誰ですか?
沢山いらっしゃいますが、今一番影響を受けているのは福岡の美容師さんですね。従業員が何百人といるような美容室の経営者の方で、トップとしての部下とのコミュニケーションの取り方や、後輩の育成方法などを含めた経営術を学ばせていただいています。出会いのきっかけは経営についての講演会でした。福岡の美容室を実際に見学させてもらったり、スタッフさんたちのキャンプに参加させてもらったりしたこともあります。「他業種から学びを得る」というのは開業当初から考えていたことでした。もちろん同業者から学ぶことも沢山あるのですが、経験上他業種から何かヒントを貰えることが多いです。視野を歯科業界に留めない感覚は、別業界で会社を経営している父の元で育った影響もあるかもしれません。なぜ今美容室の経営者から大きな影響を受けているのかというと、美容業界と歯科業界との共通点に気付いたからです。美容師は有資格職種であり職場は女性社会、そして離職率が高い。歯科にも同じことが言えます。技術を身に付け活かす。これは美容師も衛生士も同じこと。衛生士が長く資格を活かしていける環境を作ることに少しでも貢献できたらと思い、美容業界からヒントを貰って職場改善を行っています。

◆現在の目標と、そのために取り組んでいることを教えてください。
歯を守るためには、定期的に通い続けてもらうことが大切です。私の中での目標は「お出かけの前に美容室に行く」という感覚を歯科にも根付かせることです。口元を美しく、健康的にするために歯科医院に行く。そんな感覚で出かける前に気軽に寄ってもらえるクリニックになれたらいいですね。「どんな歯科医院だったら気軽に通いやすい?」と考え、まず開業のときには美容室やカフェの内装を真似ました。病院の暗いイメージを払拭したくて。病院特有の白い所の多い内装にせずウッディーな場所を多くしたり、病院特有の匂いがしないよう使う薬品にもこだわったり、アロマを炊くなどの工夫もしています。そして、治療技術が大切なのは言うまでもありませんが、患者様とスタッフとのコミュニケーションもとっても重要。笑顔や会話を重視するだけでなく院内でのイベントの企画を通じて「歯医者さんは怖いところ」というイメージを無くせるよう努めています。こういったことは私が全て決めてしまうのではなく、スタッフたち自身に考えてもらうようにしています。週に1度、私以外のスタッフ全員でミーティングを開催してもらっているのも同じ理由です。スタッフたちに自由に意見を言ってもらいたいので、あえて私は入りません。各職種の幹部とのミーティングも毎週あるので、私はそこで後から報告を受けることになっています。出た意見を吸い上げて、私自身が判断することもあれば、判断を皆に任せることもあります。院長が全てを決めるのではなく、「クリニックはスタッフ皆で作り上げていくもの」という認識を持ってほしいので、自分の事として捉えてもらえるようにこのような場を設けています。スタッフ自身のやりがいもその分大きいのではないでしょうか。患者様の幸せにも、スタッフの幸せにも、真剣に向き合える職場でありたいですね。余談ですが、うちは皆本当に仲が良いです。よく皆でご飯にいったり、イベントを企画したり、楽しい思い出が沢山あります。この夏は私が釣ってきた魚を近所の居酒屋さんに持っていって皆で食べました(笑)。日々の様子はすみたけ歯科のブログにアップしていますので、ご興味ある方は是非覗いてみてください!

◆歯科衛生士にどのようなことを期待しますか?
医師と看護師は治療についてカンファレンスをするとき、対等な立場で会話をします。どういった治療やケアをしていくかを、お互いの専門分野の知識を活かして一緒に考えていくからです。でも歯科業界はそういった関係で歯科医師と衛生士が会話をできることがまだまだ少ないように感じます。「ドクターが指示を出し、衛生士は歯科医師が考えた治療を言われた通りにやる」というのが当たり前になっていますが、私はこの風潮を無くしたいと思っています。歯科医師と衛生士と助手が対等な立場で活躍する。つまり、歯科衛生士と歯科助手の地位の向上を実現させる。そんな職場であることを心掛けています。もちろん初めから難しいことを要求したりはしません。応用に移る前にしっかりと基礎を固めてほしいと思っているので、新卒の方はまず学校で学んだ知識と臨床を結びつけることからサポートしていきます。何か分からないことがあればもちろん私も教えますし、新卒で入社して4年目と5年目になる衛生士やベテラン衛生士も在籍していますので、フォロー体制は万全です。時には厳しくすることもあるかもしれませんが、「目の前の人に優しくするのが小善、相手の将来まで考えて接するのが大善」という考えです。どこにいっても通用する衛生士に責任をもって育ってほしいと思っていますので、「歯科衛生士として着実に成長していきたい」という意欲がある方、お気軽に見学に来てみてください!

 

*******************
医療法人社団 琇光会 すみたけ歯科
東京都昭島市2-3-16 chers amisⅡ 2F
TEL:042-519-1148
HP:http://www.sumitake.net/
BLOG:http://www.sumitake.net/blog/
*******************

 


この記事の筆者:デントプレス

デントプレス編集部です。歯科業界に従事する方の就職活動を応援するサイト「デントプレス」を運営しています。歯科のお仕事にまつわる有益な情報を提供していきます。